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真田丸感想第30話「黄昏」源次郎「わしのようになるな」義を貫く難しさに悩む

      2017/02/02

大谷刑部「己が正しいと思う道をゆけばよい」

7月31日放送の真田丸第30話「黄昏」。叔父の真田信尹や、尊敬する上杉景勝の「わしのようになるな」という言葉に苦悩する気持ちを春や大谷吉継に打ち明けていました。

 

先日信繁の正室になった、大谷吉継の娘・春ちゃんとの会話。

 

「何かお悩みですか。ここにおしわが」

信繁「春には関わりないこと」

 

…この場面、最初の妻だった梅ちゃんだったら、きっとすぐに打ち明けたのだろうなと思いました。春ちゃんにはまだ距離があるのね。

 

信繁「私は兄を裏切っている。そして、兄に私の心はお見通しだ」

信繁「私の人生で、あの人のようになりたいと思うお人が2人いた。その2人から同じことを言われた。わしのようになるなと。1人はお家のため、人の道を捨てた。1人はお家のため、己の信念を曲げた。だから私はそうならぬよう、心がけてきた。秀吉様にお仕えした以上、豊臣家に背くことは義に背くこと。おかげで、今、息ができぬほど苦しい想いをしている」

「お辛いのですね」

信繁「義を貫くとは、これほど厳しいものなのか」

 

淡々と胸のうちを話しているということは、少なからず春ちゃんにも心を開いているのかなと思う一方、何か遠くを見つめて春ちゃんの目を見て話してないんですよね。信繁。切ないなぁ。

 

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なんで信繁がこんなにも頑なに、秀吉の様子を兄の信幸に話すのを拒んでいたのか分かったような気もしていたのですが、今回のこの話を聞いて腑に落ちました。真田信尹と上杉景勝。私の真田丸の好きな登場人物ベスト2のお2人です。

 

信繁は信尹に憧れて、ぜひ色々と学ばせてくださいと目を輝かせていたのですが、そんな信繁に信尹は「わしのようになるな」と告げます。その後、信尹は上杉家に仕えていた春日信達を刺してしまいます。苦悩や辛さを理解して共に戦おうと言っていたのに。真田を春日信達は信頼していたのに。この一件でそれまでの見通しが狂った北条家や上杉家は撤退。昌幸や信尹の目論見通りとなりました。真田家のために、信尹は春日信達を利用したのです。

 

上杉景勝は先代の上杉謙信を信頼し、彼の言っていた「義」の精神を貫きたいという気持ちでいっぱいです。そんな景勝の人柄に信繁は尊敬の念を抱くのですが、しかしながら上杉家は衰え、義を貫くなど言っていられない。秀吉に仕えて上洛するのも屈辱的なのに、長いものに巻かれるしかない。そんな不甲斐なさを感じながら、信繁に「わしのようになるな」と告げます。

 

真田家を守らなければという気持ちもある一方で、でも家を守るために大事なものを捨ててきた2人の姿が忘れられない。人としてどう生きるか、苦悩したことと思います。

 

そんな信繁に大谷吉継が言った言葉。

 

吉継「源次郎。己自身に、決めた道を進めばよいのだ。石田治部に釘を刺されただとか、兄に命じられたとか、そのようなことはどうでもよい」

吉継「己が正しいと思う道をゆけばよい。それが、真田左衛門佐の、進むべき道じゃ」

 

恐らく大谷刑部自身がこのような気持ちでやってきたのでしょうね。豊臣家のためということ以上に、自分自身が正しいと思うことをやってきたのでしょう。これまでの話で千利休を切腹に追い込んだりと実は豊臣家のことを裏切っているように感じる場面もあったのですが、なぜそんな行動をしたのかが分かったような気がしました。

 

信繁がこのとき思っていた己が正しいと思うことって何だったのでしょうか。単純に考えると、信幸に秀吉の様子を信幸に打ち明けたということは石田三成の気持ちよりも兄の信幸への気持ちの方が大事だったということですが。気持ちの問題だけでなくって、客観的に考えて、兄の言うことの方が恐らく正しいだろうというのはありますよね。秀吉がこの世を去れば争いが起きると。戦がしたいわけではないがそのときのことを考えておきたいと。

 

一方で、関ヶ原では信幸とは別れて石田三成と戦うことを信繁は選びます。そして大谷刑部も。このとき、2人は何に価値ありと思って石田三成の味方になったのでしょうか。これからの展開が興味深いです。

 

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 - 第30回「黄昏」(7月31日)