真田丸、どうだった?

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真田丸感想第23話「攻略」北条氏政と氏直、そして室賀正武のこと

      2017/02/02

室賀正武のこと

6月12日。真田丸第23回「攻略」。北条氏政が見ていて痛々しかったです。そんな北条氏政を見ていて、室賀さんのこと思い出しました。

 

「お前とは、生まれ育った場所も近く、同じような人生を歩んできた。幼い頃より、わしの前にはいつもお主がいた。でもわしは、人として、武士として、お主に劣ったと思ったことは1度もない。ただの1度も」

「お主の家来にはならぬ」

 

と話していた室賀さん。徳川に利用されたような形で、真田昌幸を暗殺するよう命じられました。しかし事前に昌幸の方が暗殺計画に気付き、室賀正武はもう逃げ道がなくなりました。そこで昌幸が、わしの家来になれ、もうそれしか逃げ道はない、そうすれば今回のことは許すから、と言われるのですが、それに対しての室賀さんの返答が上記の通りです。昌幸を襲いかけたものの、いざというときのために待機していた真田の家臣達によって逆襲されました。

 

室賀さん、武士としての誇りは素晴らしいものだったと思います。でも私の気持ちとしては、そういう誇りを持ちつつも折れて真田の家臣になっていたら…と思います。徳川家康も秀吉への臣従にあたって言っていたように、形だけでも頭を下げる、生き抜くために長いものに巻かれるというのは悪くはない、というような心持ちであったら、と思いました。

秀吉が出てきたころから、乱世のやり方はかつてのやり方、戦いのない新しい時代がくる、などと「新しい時代」についての話が多くなってきたような気がします。その時代に対応できなかった人物として北条氏政が描かれていますが、秀吉の時代になったからっていうわけでもないと思うんですよね。室賀さんのときは感動的なストーリーで美学として描かれていましたが、北条氏政にも北条氏政の美学があることでしょう。(次回そういう話があるのかな?)さらに言えば、戦国時代の前にはそれなりに戦いのない時代があっただろうし、それからは裏切りなど当たり前、騙される方が悪いといった戦国時代の価値観にあった者たちが生き残ったかと思います。戦いのない平和な世の中という考え方が新しくて正しい、というよりは、そのときその時代によって生き残る術は変わっていくのではないでしょうか。結局は、生き残った者が正義ってことになっちゃうのかな。

 

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北条氏直のこと

北条氏直も印象的でした。少し前までは氏直は、北条が1番だって思っていたような、偉そうな態度が存分にありました。真田に対してもすんごい上から目線でしたが、それがもう、助けてほしいと頭を下げている。案外、氏直の方が時代の変化に対応できていた人物なのかも知れません。

 

沼田裁定に際して、もし当主の自分が行って殺されたらどうする、板部岡江雪斎代わりに行ってくれるのか、そしたらとてもありがたいなんて話していました。が、今回こうやって頭を下げているのは、自分の身が心配だからというよりも、本当に、北条のこと、そして父の氏直のことに心を痛めているからなんだろうなと思いました。江雪斎も、氏政、そして氏直の命は私が守りますって話していたし。

 

氏政はかつて氏直のことを「調子に乗りすぎるところがある」…などと至らない性格について話していたことがあります。それは、氏政自身のことでもあったのかなとふと思いました。

 

秀吉の兵に取り囲まれて、伊達も秀吉に臣従して、追い詰められれば追い詰められるほど、上に立つ自分が1番辛いと孤独感を強めていった北条氏政。周囲の人々は寄り添ってくれているのに。この時代のことだけでなく、今でもあることでしょう。

 

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 - 第23回「攻略」(6月12日)