真田丸、どうだった?

真田丸の感想などを大河ドラマ初心者の女子が綴ります

【真田丸】第15話感想!上杉景勝「これまでの生涯で1番苦い茶であった」

      2017/02/02

第15話「秀吉」4月17日

真田丸第15話。上杉景勝様が哀れでなりませんでした。心情を思いやると胸が痛かったです。

 

秀吉「会いたかったぞ景勝。かの軍神、上杉謙信の嫡男がわしの目の前におると思うと感無量。こうして参ってくれた以上は、最高の礼をもってもてなさねばのう。

秀吉「越後の本領は安堵。今後は、東の要として関東をおさえてもらいたい。お主の父は関東管領(かんとうかんれい)。お主ほど、ふさわしい者はあるまい。となると、それ相応の位がなければなるまい。内裏(だいり)に推挙しておいた。三成」

光成「上杉様には従四位下左近衛権小将(じゅしいのげさこのえごんのしょうしょう)の位が授けられることになっております」

秀吉「どうじゃ。不服か?」

景勝「いえ、滅相もないことでございます」

秀吉「それから、もう1つ。これより後、真田への肩入れは無用とせよ」

景勝「なんと」

秀吉「真田安房守はな、お主とは違って、いくらわしが上洛せよと申しても、いっこうに返事をよこさぬ不届き者じゃ。ここは懲らしめてやらねばならぬ」

秀吉「徳川家康が間もなく、真田征伐に乗り出す。家康にとっては勝たねばならぬ戦じゃ。ありてい(ありがままに)言うがな、わしは、家康に、恩を売っておきたいのじゃ。あいつはめんどくさい男でな。ここらあたりで、手なずけておきたいのよ」

兼続「恐れながら殿下、それは徳川と真田が戦になったとき、真田に加勢をするな、とのことでございましょうか」

秀吉「そういうことだ」

 

スポンサーリンク




秀吉、景勝のことを呼び捨てですからねぇ。景勝のことを丁寧にもてなしているようで上杉謙信をひたすら褒めているだけです。しかもこのあと三成に指摘されますが、景勝は謙信の息子ではないという基本的なことすら知らなかった。秀吉、実際のところ景勝にはそんなに興味がないのでしょう。失礼すぎます。それを感じとっているからでしょう、位を授けると言われても景勝はちっともうれしそうではありませんでした。

景勝、謙信公の『義』の精神を本当に大事にしていて、一方で己の無力さとも葛藤していて、そんな折に秀吉からのこの仕打ちですから。自分のことをないがしろにする人物に、自分の気持ちを踏みにじるような指図をされて、屈辱的としか言いようがないでしょう。それでも従わざるをえない。秀吉の方が強いから。もう胸が痛いですよ。

 

秀吉と三成が出ていったあとの会話。

 

景勝「やはりわしは、秀吉の下にはつかん」

兼続「それはなりませぬ」

景勝「秀吉の言いなりになれと言うのか」

兼続「その見返りとして、領地を安堵されたのです」

景勝「真田を裏切ることになる」

兼続「致し方ありませぬ。上杉家のため」

景勝「源次郎に、どの面下げて会えばよいのだ」

 

やっぱりいてくれてよかった、直江兼続。景勝、本当に秀吉に歯向かいそうだった。危険を察知して阻止してくれました。セキュリティ機能発揮です。セコム兼続。直江兼続にとっても屈辱的だと思うんですよ。彼もまた義の精神は理解しているし、何よりも彼が愛する御屋形様がこのようなぞんざいな扱いを受けて。それでも感情に左右されず、ぶれない。上杉家のためです、と。上杉家があるのは直江兼続のおかげです。

景勝も、自分1人だけのことだったらきっと秀吉に抵抗していたでしょう。しかし彼は、上杉家、そして越後の地を背負っています。当主というものは苦悩する立場です。上杉景勝と昌幸、2人で飲んでほしいなぁ。当主としての苦悩や愚痴を語りあってほしい。

にしても景勝、真田を裏切ることになるというのも『義』の精神に反していて辛いかと思うのですが、それ以上に信繁に対しての申し訳なさで胸がいっぱいのご様子でした。どんだけ信繁のことが好きなんでしょう。景勝も秀吉も信繁を気にいるのですが、景勝様は「愛」そのものといった感じです。大きな深い愛情でもって、信繁という人間を包み込んでいるよう。一方、秀吉は「気に入ったら自分のそばに置いておきたい」ですから。自分よがりなものです。

 

千利休との茶を終えて。

 

信繁「恥をかかずに済みましたが、しかし、飲んでみたかったなぁ。利休様のお茶。やはり、違いましたか?」

景勝「源次郎」

信繁「はい」

景勝「いや…なんでもない」

景勝「わしにとっては、これまでの生涯で、1番苦い茶であった」

 

信繁、利休様のお茶、飲んでみたかったなぁと言っているときは明るい感じでしたが、景勝に源次郎って呼ばれて振り返ったとき、信繁の表情は歪んだものになっていました。景勝の哀愁漂うただずまいから、詳しいことは分からないながらも色々と察しているのでしょう。景勝はもう、立っている姿も苦悩に満ちていって、これまでの生涯で1番苦い茶、といっていますが、1番苦い経験と言っても過言ではないようでした。

 

戦乱の世を生き抜いていくのはこうも思い通りにいかないものか。それでも苦い想いを飲み込んで上杉家のために生きている景勝様は尊敬します。

 

関連記事:

【真田丸】羽柴(豊臣)秀吉・小日向文世の評判や感想

【真田丸】第15話感想!昌幸と薫の膝枕&耳かきで信幸を思いやる

【真田丸】上杉景勝は訪問販売に弱そうで直江兼続はセコム?

【真田丸】第16話「表裏」登場人物とキャスト年齢と生年月日!稲姫13歳

 

スポンサーリンク



 


 - 上杉景勝・直江兼続, 第15回「秀吉」(4月17日)