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【真田丸】第11話感想!昌幸と室賀正武の囲碁に涙「祝言」3月20日

      2017/02/03

人として武士として劣ったと思ったことは1度もない

真田丸第11話。黙れ小童!の室賀正武があまりにも悲しい最期を遂げました。戦国の時代の荒波に逆らえず、それでも誇りを捨てずに散っていきました。

 

昌幸「正武。その懐に隠し持っているのは、小刀か」

室賀「何の話だ」

昌幸「お主は殺しにきたのだろう。隙をつきわしを殺しに。徳川からこの城をもらうつもりだったか」

昌幸「さしずめ、お主が連れきた2人は、徳川の手の者」

室賀「だったら」

昌幸「亡骸は、徳川には送り届けるとする。すでにこちらで始末した。お主の負けじゃ」

昌幸「わしの家来になれ。そうすれば、許す。よう考えろ。お主にはもうそれ以外の逃げ道はない」

室賀「お前とは、生まれ育った場所も近く、同じような人生を歩んできた。幼い頃より、わしの前にはいつもお主がいた。でもわしは、人として、武士として、お主に劣ったと思ったことは1度もない。ただの1度も」

室賀正武、白の碁石を置く。

室賀「わしの勝ちじゃ」

室賀正武、小刀を碁盤に置く。

室賀「帰る」

立ち上がり、帰ろうとする。そして昌幸の後ろにまわる。

室賀「お主の家来にはならぬ」

室賀正武、足に隠し持っていた小刀で昌幸を襲おうとする。そこに出浦昌相、信幸、高梨内記と現れて、室賀正武を斬る。

信繁や梅もやってきて、室賀正武の亡骸を囲む。

昌幸「わしが命じたのだ。真田が大名になるためには、室賀がいては困るのだ。すべては、真田のためじゃ」

 

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私は囲碁は詳しくないのですが、腕前では劣る昌幸が黒ではじめて、そして最後は室賀正武が勝ったところで小刀を置いたのですね。

 

 

囲碁に誘って2人きりになった昌幸ですが、わざとこういう場をつくることで昌幸は室賀正武を説得しようとしたのかなと思いました。昌幸としても、どうにかしたかった。「よう考えろ」と言っていますし。

 

それにしても室賀正武の「わしは、人として、武士として、お主に劣ったと思ったことは1度もない」という言葉には泣けます…流行語大賞は「黙れ小童!」かも知れませんが、2016年の1番感動する言葉です。涙腺崩壊語大賞です。

 

逃げ道がないことは室賀正武も分かっていたのでしょう。囲碁に誘われた時点で色々と察するだろうし、信幸が近くに座ったときも疑いの目を向けている。あ、もしかしたら昌幸は、あえて目に見えるところに信幸を座らせることで、今ここで戦っても2対1で室賀が不利なだけということを悟らせたかったのかも。

 

ですが、人として、武士として、逃げる道を室賀正武は選びたくなかったのでは。昌幸を暗殺しようとしたというよりも、逃げたくなかった。斬られてしまって、最後はもうわけが分からずきりに向かってますしね。昌幸が目的だったら、意識が朦朧としていても昌幸に向かっていく気がします。

結局は室賀正武は返り討ちにされたということになるのでしょうが、殺されたから負けで劣っていた、というものでもないかと。真田信繁は最期、負けるとは分かっていながらも大坂で華々しく散っていきますが、そこに通じる美学がある気がします。

 

室賀正武も哀れでしたが、昌幸も大いに辛そうでした。昌幸、春日信達のときや、娘の松がいなくなったときよりも辛そうなんですけど。今回は自分も殺したくて殺したわけではないという気持ちで胸を痛めているのではと思いました。力がないことは惨めなこと。力が強い徳川さえいなければこんなことはしなくても良かった。戦国という時代を生き抜く辛さをひしひしと感じている。小刀が置かれた碁盤を見つめながら、あぁ室賀の勝ちだななんて思いながら、もしかしたら足にも隠していることを見破っていたら室賀を生かしておくことができたのかも、もしくはもう少し別な言い方をしていたら説得することができたのかもという、後悔の念もあったかも知れません。

 

とはいえ、自分は大名になると覚悟を決めたのだから、貫き通さなければならない。「家来になれ」ではなくて別の言葉もあったかと思いますが、できなかった。そして「大名になるために、わしが命じた」と話していますが、昌幸が命じたわけではないですよね。どちらかと言えば出浦昌相が筆頭になったような。やむを得ずです。信繁が現れたときに、昌幸も「わしが命じた」なんて言わずに丁寧に話をしていたら、信繁も少しは理解してくれたかと。昌幸も賢く生きているようで、不器用にしか生きられない、もがきながら生きているんだろうなと感じてしまいました。

 

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 - 真田昌幸名言・名場面, 第11回「祝言」(3月20日)