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【真田丸】第5回感想!昌幸(草刈正雄)が信幸(大泉洋)に全く分からんの名言

      2017/02/03

自分を見失い分からなくなっていたのでは?

真田丸第5回。今回も真田昌幸がやってくれました。全く分からん発言。昌幸のひどく混乱している様子も痛々しかったのですが、さらには、信幸が冷めた目線で悲しかったです。

 

【この場面の登場人物】

・真田昌幸(まさゆき)[草刈正雄]…主人公・真田信繁の父。

・真田信幸(のぶゆき)[大泉洋]…昌幸の息子で長男。信繁の兄。真田源三郎信幸。

・高梨内記(たかなしないき)[中原丈雄]…真田家の家臣。

 

【この記事に関するあらすじ】

真田家は元々武田家に仕えていたが、武田家は滅亡。昌幸は真田家の生き残りのために織田に従うことにした。その証として馬を贈る。そして真田の城は織田にとりあげられ、さらには人質として昌幸の娘・松を送り出すことに。だがその直後、本能寺の変が起こる。


 

昌幸・信幸・内記の3人が、本能寺の変について話している。昌幸は内記にこれからの指示を出し、内記は部屋を出る。内記が去って行ったか、昌幸は信幸に確認させる。

 

昌幸「行ったか」

信幸「はい」

昌幸「…」「ちきしょう!!!」「せっかく頭まで下げて、馬までやって、ようやっとこれで落ち着けると思った。なんで死んでしまうかのう!信長め!

 

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信幸「父上」

昌幸「あの男に懸けたわしの身はどうなる」

信幸「父上は、織田に反旗をひるがえすおつもりですか。信長が死んだとはいえ、織田勢は日本一の力をもっております」

昌幸「分かっておる」

信幸「織田を敵に回すのは得策ではありません」

昌幸「だがのう、信長の死が伝われば、各地の大名は一斉に立ち上がる。上杉、北条、毛利、長宗我部。果たして主君を失った織田がそれを抑えられるか」

信幸「では、どうなさるのです」

昌幸、目が泳いでいる。

信幸「まさか、明智にお味方を」

昌幸「誰もそんなことは言っておらん」

信幸「父上の本心をお聞かせください」

昌幸わしの本心か…でははっきり言おう…全く分からん!!

昌幸源三郎、どうすればいいのかこの父に教えてくれ…源三郎…教えてくれ!!

 

実は私、昌幸は信長がいなくなって喜んでいるんだろうなと思っていました。信長からの支配から解放されるから。第4話で、織田に城を奪われ、人質も出して、力がないというのはこんなにも惨めなことかと落胆していました。ですがそんな想いをしてまでも、そして意地やプライドを捨ててまでも信長に従う理由があったのですね。あとの、これも問題発言となりましたが、海を見たことがない発言にて。見たことあるのに。そのときに、自分たちのような国衆(大名より小さな規模の有力武士)は力のある大名にすがるしか生きる道はないと話していました。屈辱的だけれども、でも武田が滅亡したら今度は別の大名にすがるしかない、織田にすがるしかないという心境だったのでしょう。

 

が、そんな織田信長がいなくなった。こんな想いまでして、それでも織田信長を選んだというのに。なんだか、織田信長に怒っているというより、昌幸が自分自身に対してどうしようもない感情が沸きおこっているように見えました。プライドがズタズタというか。信長がいなくなったことに憤慨するのであれば、怒りの矛先は明智光秀に向かうはずなんですよね。でも、信長に怒っている。というより、信長に懸けた自分ってなんだったんだという感情にかられている。

 

頭まで下げてわしは信長に従うことにしたんだ、それがどんなに惨めな気持ちだったことか。そうまでしても俺は信長に懸けたのに…これから落ち着けて生き延びられると思ったのに…なぜいなくなるんだ。信長がいなくなったらこれからまた混乱が起こるに決まっているではないか。どうやって生き延びればいいのだ。力のない我らが果たして生き延びられるのだろうか。いやいやそもそも、わしは何がしたかったんだ、落ち着きたかったのか?そうだ己の欲を捨ててまでも落ち着きたかったんだ。でもそれでいいのか。もう分からない。でも分かっている。信長のせいではないということ。でも誰のせいなんだ。そしてこれから誰にすがればいいのか…

 

なんていう、答えのない感情で、どの大名につくのがいいということが分からないという以上に、もう自分自身が分からない混乱状態になっていたように感じました。

 

でもこのあと、場面が変わって、

「国衆には国衆の生き方というものがある」「誰が最後の覇者になるか、しかとこの目で見極めて、くらいついてやる」と話しています。この時点ではまだ、どの大名につくのが得策かは分からず決めかねていますが、でも昌幸自身がどうありたいかと、自分で自分のことが分かってきたのでしょう。

 

信幸を信頼している様子をみせる

私がひっかかったのは、このシーン、内記が部屋から出て行ったのを確認してからだったということ。家臣である内記には見せられないような激しい感情だということは想像に難くないのですが、でも信幸には部屋を出ていくように言わなかった。信幸には心許しているのでしょう。

第3回「策略」では、敵を欺くにはまず味方からなどと言い、信幸を策にはめてからかっているような素振りも見せた昌幸でしたが、心のどこかでは信幸を頼りに思っている。そんな気持ちが「源三郎、教えてくれ」という言葉となって出てきたのかと思います。

しかしながら、信幸の方は昌幸のそんな気持ちに気づいていない。父があれこれ策を練るのはなぜか。父が理解できない。源三郎教えてくれと言われたときも、このあとの、荒海をわたりきってみせると語っている場面でも、信幸は冷めた表情をしていました。

息子に歩み寄りを見せる父と、父から離れていく息子。昌幸と信幸はこれから気持ちが離れていくのでしょうか。それとも信頼を強くするのでしょうか。

 

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