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【真田丸】第3回感想!昌幸(草刈正雄)が信幸(大泉洋)に「私欲のため」

      2017/02/03

人は皆、己の欲のために動くのじゃ

真田丸第3回でもっとも耳に残った言葉。昌幸の「人は皆、己の欲のために動くのじゃ」

この一連のやりとり、ただ単に昌幸自身が「自分は欲深い人」と言っているわけではなく、もっと深い意図があるような気がしました。一歩掘り下げて考えてみます。

 

【この記事の登場人物】

・真田昌幸(まさゆき)[草刈正雄]…主人公、信繁の父。

・真田信幸(のぶゆき)[大泉洋]…昌幸の長男。信繁の兄。

・真田信繁(のぶしげ)[堺雅人]…昌幸の次男。信幸の弟。

・室賀正武(むろがまさたけ)[西村雅彦]…真田家の周辺地域の豪族。


 

あらすじ

まず、この発言が出るまでの過程をざっくりと。これまで真田家が仕えていた武田家が滅亡。真田は存続をかけて織田につこうと決意。しかしこれまで敵対関係だった織田が受け入れてくれるかは定かではない。そこで周辺の戦国大名にも呼びかけて一致団結して織田につこうと呼びかけたが、真田昌幸が1番偉いようなのが気に食わないと交渉は決裂。

 

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長男の信幸は「父上が私欲を捨ててみなのことを考えてやっているのに、なぜ分からないのか」と憤慨。その発言に父の昌幸は、「この話がまとまればここ周辺の土地は自分のものになっていたのに残念だ」というようなことを話しています。

その言葉に信幸、「私欲でしたか」。昌幸「人は皆、己の欲のために動くのじゃ」。

しかしながらこの後、この一連のやりとりはすべて、戦国大名の室賀をだますため、そして織田信長の目にかけてもらうための芝居だったということが暴露されます。

 

(この場面の詳細はこちら)

【真田丸】真田昌幸[草刈正雄]かっこいい面白い名場面第3話!信長につく策略

 

なぜ芝居でこの発言をする必要があったのか?

芝居だったということは、昌幸にとっては、みなをまとめてそしてこの地が手に入れたかったというのは本心ではなかったはずです。土地を手に入れたいという野望はあったにせよ、この交渉を成立させることで手に入れるというつもりはなかった。

ところで私は、「己の欲のために動く」という言葉は重みがあったものの、その前の「この地域はわしのものだったのに。残念じゃ」という言葉は何だかわざとらしく言っているように思えました。信幸の「父上が私欲を捨ててやっているのに」という発言に対して、とっさに思いついたセリフのように感じます。

 

ということは、きっと信幸にこのタイミングで言う必要性があったからの言葉なのでしょう。それはなぜか。先に信幸が言った「父上はみなのことを考えて、私欲を捨ててやっている」というのを否定する必要があったから。

思うに、「私欲を捨ててやっている」かどうかは一旦置いといて、「みなのことを考えて」というのは昌幸の中にはないはずです。事実、昌幸は室賀正武をだましています。昌幸も他の戦国大名も、みなのことなど考えてはいない。すべては、自分の家をどう守るかということを考えてやっているんです。それを信幸に伝える必要性があった。みなのためではない。真田家のためだ。

 

これから真田家を背負う信幸に向けて

この回でもう一つ印象的だったのが、信長に会いに昌幸と次男・信繁で行こうという場面。信幸は連れて行かない。理由は、生きて返らなかったときに、真田家を継がなければならないから。昌幸にしてみたら、私欲のため発言より、こちらの、我が身に何かあったら信幸が真田家を守っていくのだぞというメッセージの方が伝えたかったはずです。第3回の真田丸で1番伝えたかったことでしょう。

ということは私欲のためという発言も、ここに繋がっているのではないでしょうか。お前は真田家のためにやっていくのだぞと。そして、人は私欲のために動くものというのを心得ておくがよいと。そういった人の心理をよく知っている昌幸だからこそ、欲にも似た、真田家のやり方を妬んでいた室賀を操ることができたのだと思います。

 

…と、私の解釈を書きましたが、みなさんはどう思ったのでしょうか。

 

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 - 第3回「策略」(1月24日)